水溶性食物繊維とは

水溶性食物繊維とは

ヌルヌルが特徴の水に溶ける食物繊維が水溶性食物繊維です。主にぺクチン質、グァーガム、アルギン酸、ダルコマンナンなどがあります。海藻や果物などに多く含まれ、ヌルヌルとした部分を構成する成分です。繊維という名前がついていますが、細い糸状の物質ではありません。体内で消化されないという意味で食物繊維に分類されています。

 

水溶性食物繊維は、糖尿病や高血圧を予防しコレステロールを改善してくれる作用があります。特有の粘りがあるため、胃から小腸へ移動するスピードが遅く、小腸内ではその"ヌルヌル"が栄養素を包みこみ、体内への吸収をゆるやかにします。(食物繊維と糖尿病

 

特にブドウ糖の吸収を抑えるため、食後の急激な血糖値の上昇を防ぎ、糖尿病の予防に役立ちます。また、コレステロールの吸収を仰えるはたらきもあるので、脂質異常症や肥満など生活習慣病の予防効果にも期待。乳酸菌などの善玉菌を増やすはたらきもあるため、腸内環境の改善にも有効です。

 

水溶性食物繊維の種類

グアーガム

パキスタンやインドなどに生息する豆科の植物の種子からとれる成分です。水に良く溶け、粘度が高いので増粘剤などの食品添加物に利用されています。

 

アルギン酸

昆布やわかめなど海藻類のヌルヌル成分で、海藻多糖類の一種です。肝臓機能の向上、血圧上昇抑制などの効果で注目されています。よく「昆布は血圧を下げる」といわれますが、これはアルギン酸の作用によるものです。

 

ぺクチン質

果物の皮に含まれる天然の多糖類です。あまり熟していないりんごや柑橘類の果皮に含まれる成分で、腸内の乳酸菌を増やし有害物質の排泄を促す効果が認められています。主成分であるペクチンは、加工食品の添加物や胃腸薬にも活用されています。

 

上手な摂取方法

欧米化してしまった現代の食生活では、慢性的に食物繊維が不足しがち。意識的に、野菜や海藻類、豆類などをとらないと、健康に悪影響が出てきます。

 

水溶性食物繊維は、昆布やわかめやひじき等の海藻類やこんにゃく、果物などに多く含まれているので、これらを使った、「おそうざい」を食べるといいでしょう。ひじきの煮付け、豆の煮付け、こんにゃくの炒め煮などのいわゆる「おふくろの味」は、健康のために大活躍してくれます。

 

参考記事:食物繊維は第6の栄養素



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