コレステロールを強制的下げる

LDLアフェレーシス

コレステロール値を下げる新しい治療法に、LDLアフェレーシス(LDL分離除去)があります。これは薬物療法ではなく、特殊な装置で血液中のコレステロールをしようというものです。いわば腎臓病の人工透析のようなものです。

 

方法は、まず血液を血漿分離装置に入れて血球と血漿に分けます。血漿のほうをさらにしLDL分離器に入れてコレステロールを吸収する樹脂の中を通過させます。すると、LDLコレステロールが樹脂に吸着されてしまうため、血漿のLDLコレステロール値、ひいては総コレステロール値が下がります。こうしてLDLコレステロールををとり除いた血液を体内に戻してやるのです。HDLコレステロールの大部分は残っています。

 

1回のLDLアフェレーシスで、350mg/dl程度あったコレステロール値を、150mg/dl程度まで下げることができます。

 

この方法は、一時的、強制的にLDLコレステロール値を下げる対症療法で、根本的な治療ではありません。治療後2-3週間で元のコレステロール値に戻ってしまいます。このため、2週間に1回頻度でLDLアフェレーシスを行う必要があります。薬による治療と同時に行う事が原則です。費用も手間もかかるので一般的ではなく、総コレステロール値が350mg/dl以上の家族性高コレステロール血症などで、他の治療薬では効果が得られないときに限って行われます。

 

血漿とは

血漿とは血液の液体部分です。血清とは少し異なり、血漿のは血液が固まるときに働くフイブリノーゲンや凝固成分を含んだものをいいます。つまり、血漿からこれらの凝固成分を除いたものが血清です。

 

LDLアフェレーシスを行うことで黄色腫や動脈硬化による病変は効果的に改善します。

 



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