脂質異常症と治療

食事療法と運動療法を並行する

最近の脂質異常症の薬は非常に効きめがよくなっています。しかし、薬があるから大丈夫とばかりに、食生活など生活面での改善をおろそかにしてはいけません。薬物療法は、あくまで補助的な方法です。治療の基本である食事療法や運動療法などをしっかり実行しながら服用することで、初めて十分な効果を発揮してくれます。

 

特に注意しなければならないのは、脂質異常症に糖尿病や高血圧を合併している場合です。この3つの病気の根底に共通するのは食ベすぎや運動不足です。このため脂質異常症は薬で改善できたとしても、食事療法や運薬物療法をやめてしまうと糖尿病や高血圧が悪化しかねません。脂質異常症の治療目的は動脈硬化を促進させないことですので動脈硬化の危険因子である糖尿病や高血圧が悪化したのでは治療の目的自体が揺らいでしまいます。

 

飲酒には注意が必要

アルコールの飲みすぎは、脂質異常症の原因のひとつです。脂質異常症の薬を飲んでいるからといって、かってに好きなだけお酒を飲めるわけではありません。薬物療法を始めても、やはり節酒を心がけることです。

 

自分かってに服薬を中断してない

薬物療法を始めるとき、医師は事前に患者さんの病状に応じた治療方針を立て、最も適切と考えられる薬を選択し処方します。また、その薬の服用時間や服用回数、1回に飲む量などを患者さんに細かく指示してくれます。

 

医師を信頼して、薬は指示どおりに服用する事が最も大切です。薬物療法で脂質値が下がったといっても、それで脂質異常症が治ったわけではありません。患者さんがかってに薬の量を減らしたり、服用をやめたりすると、薬でコントロールされていた脂質値がハネ上がることもあります。

 

ましてや脂質値が改善していない状態でかってに服用を中止すると、動脈硬化が進行して、心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性もありますので必ず医師の指示の下服用するようにしましょう。

 

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